VMWare ESXiをDell PowerEdge 850 にインストール



ESXiの無償提供が始まりました。
http://www.vmware.com/jp/products/esxi/

早速、あまっているPowerEdge 850にインストールしてやろうと
思ったのですが、対応機種に含まれていない模様。

ちょっと不安になったのですが・・・まあ大丈夫でしょう。

早速、BIOSの設定画面を開き、install modeをonにして、
インストールを開始。
すると・・・
「メモリ512MB以上ないと、インストールできないよ」という
旨のエラーメッセージが表示され、インストールできません。

本体には、4GBのメモリを搭載しているのですが、install modeを
onにした場合は、256MBしか認識されないようで、インストールが
行えないようです。

ここで引き下がるわけにはいかないので、悩んだ挙句
PXEブートでのインストールを試してみることにします。
※PXEブートであれば、install modeをoffのままでインストールできるので。

ここを参考にさせていただきました。
http://daixx.jugem.cc/?eid=50


http://ftp.nl.debian.org/debian/dists/etch/main/installer-i386/current/images/netboot/
ここから、
pxelinux.0
をダウンロードしておきます。

次に、Tftpd32
http://tftpd32.jounin.net/
をダウンロード

これで素材はそろいました。
VMのサイトからダウンロードしたisoをマウントし、
内容を適当なフォルダにコピーします。
今後、このフォルダを{$TFTPROOT}とします。

そして、{$TFTPROOT}にpxelinux.0をコピー
{$TFTPROOT}にpxelinux.cfgというディレクトリを作成して、
ESXiのインストーラに含まれるISOLINUX.CFGをdefaultにリネームしてコピー

{$TFTPROOT}はこんな感じになります。
BINMOD.TGZ
BOOT.CAT
CIM.TGZ
IENVIRON.TGZ
INSTALL.TGZ
ISOLINUX.BIN
LICENSE.TGZ
MBOOT.C32
MENU.C32
OEM.TGZ
VMKERNEL.GZ
pxelinux.0
pxelinux.cfg/default ←元のファイルはISOLINUX.CFG



Tftpd32を起動し、DHCP Serverタグを選んでBoot file のところに "/pxelinux.0"
と入力します。

tftp-server タブを選び、Setting ボタンをクリックします。
一番上の base-directory を、{$TFTPROOT} ディレクトリにします。
さらに Advanced TFTP Options のうち、"Translate Unix file names" と
"Allow '¥' as virtual root"をチェックします。

後は、PowerEdgeのBIOS画面で、LANカードの設定-PXEブートを許可とし、
起動すればインストールが開始されます。

インストールが終わった後、早速Virtual Machineを作ったのですが、
HDDエラーが・・・

原因はよく分かっていないのですが、どうも内蔵のRAIDコントローラの
制御が邪魔をして?ファイルフォーマットを壊すようです。
RAIDを無効、Read Cacheなども無効にして再度インストールと
Virtual Machine作成を行うと動きました。

でも、VMConverterでVMイメージを移行しようとしたら
またぶっ壊れました。

まあ、推奨機種に含まれていないのでこんなもんですかね。
テスト環境としてなら使えるかと。


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