VisalStudio 2008 で pyusb をビルドする



USB接続の温度計があるのですが、これをPythonで制御できないか
試してみようと思います。

PythonでUSB機器を操作する方法を調べてみると、pyusbなるものが
あるようなので、これを使うことにします。

まずは、LibUsb-Win32をインストール。
http://libusb-win32.sourceforge.net/

次にpyusb・・・と思ったのですが、ソースしか見当たりません。
http://vega.ence.kyushu-u.ac.jp/wiki/Python/PyUSB


しょうがないので、VisualStudio2008でビルドすることにしました。

ダウンロードしてきたpyusbを解凍するとpyusb.slnというファイルが
あるのでこれを開きます。
変換ウイザードが表示されますが、素直に変換。

次に、PythonとLibUsbのヘッダを指定します。

[プロジェクト]-[pyusbのプロパティ]を開いて、
構成でリリースを指定。

構成プロパティの[C/C++]-[追加のインクルードディレクトリ]で
Pythonのヘッダファイルがあるフォルダと、LibUsbのヘッダがあるフォルダ
私の環境では
C:\Python24\include
C:\Program Files\LibUSB-Win32\include
を追加します。



構成プロパティの[リンカ]-[追加のライブラリディレクトリ]で
python24.libがあるフォルダと、libusb.libがあるフォルダ
私の環境では
C:\Python24\libs
C:\Program Files\LibUSB-Win32\lib\msvc
を追加します。



これで、[ビルド]-[pyusbのビルド]を実行すると、pyusb.slnがある場所に
Releaseというフォルダが作成され、そのなかにusb.pydができているかと思います。
※Debugビルドを実行すると、python24_d.libが存在しないと怒られ、ビルドできません。


この、usb.pydをPythonをインストールしているパスにあるDLLsフォルダにコピーすれば
pyusbが使えるようになっているかと思います。

【参考URL】
http://www.asahi-net.or.jp/~iu9m-tcym/svndoc/svn_python_vc6.html



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